川崎病ブログ〜発病再発そして入院・・息子の症状&予後記録~

0歳&5歳で2度の川崎病を経験。原因は何?!と悶々として日々を送っていましたが、後遺症もなく元気になりました。

川崎病のこと

血液検査:結果推移。重要なのはCRP数値。

2015/09/11

2015年1月3日。

40度の熱を出して、市立病院の救急で診察を受けた息子。インフルエンザ検査は2回とも陰性だったため、リンパ節炎or川崎病かもしれないと言われ、診察を受けました。

その時、血液検査をしたのですがその時の数値を書こうと思います。

 

血液検査数値。CRPが異常に高い。

 

血液検査 川崎病

 

発熱3日後、熱が40度ある時 1番初めに検査した時の結果です。

1月3日:血液数値

NA  135
AST   31
ALT   12
CRP 15.55
白血球  262
Hb 11.5
血小板 37.2

 

ここで注目して欲しい数値として、CRPというものがあります、と先生はおっしゃいました。CRPの数値が異常に高い、普通の人は0.3以下だが15.5もある。これは体内でひどく炎症を起こしている証拠です、と教えられました。

 

ここでCRP検査とは何か・・・

CRP血液検査とは、血液中に含まれる「C反応性たんぱく」の含有量を測定する検査のことです。

C反応性たんぱくは、一般的に「免疫比濁法(定量法)」と呼ばれる一定量の血液中に含まれる定量を測定する形で検査が行われます。

C反応性たんぱくは、人体内で炎症性の刺激や細胞の破壊が生じると急激に増加してくるタンパク質成分であり、このように症状に反応して増加する物質を「急性相反応物質」と呼びます。

参照:検査ぶっく♪

血液中のたんぱく質を調べる事によって、炎症がどれくらい起こっているかが分かる検査なんですね。

 

また、数値の基準値の範囲は

数値の基準 単位(mg/dl)
一般的な基準値の範囲 0.3以下
軽い炎症範囲 0.4~0.9
中程度の炎症範囲 1.0~2.0
中程度以上の炎症範囲 2.0~15.0
重体な疾患の発症の可能性が検討される範囲 15.0~20.0

 

息子は15.55だったので、重体な疾患の発症の可能性の数値でした。CRPの数値が異常に高いと言う事も川崎病の特徴の一つと聞きました。

 

そして1月4日、川崎病の治療を開始。ガンマグロブリン投薬を開始しました。1月4日~1月5日にかけて、丸1日投薬しました。また同時に、アスピリン(粉)も開始しました。

 

投薬直後の血液検査の結果。

 

1月4日:

NA  134
AST  102
ALT   35
CRP 13.24
白血球  152
Hb 11.4
血小板 33.6

 

15.55あったCRPが13.24まで落ちました。しかし、今度はASTが31→102に上がってしまいました。

 

[note]ASTとは・・・アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの略で、数値が高いと肝臓障害が起きている可能性を示唆するものだそうです。[/note]

 

恐らくアスピリンが肝機能に影響を与えているかもしれないとの事。(アスピリンにより肝機能に障害が出るのはよくあることだそうだ)薬を変えることを検討すると言われました。

薬変更詳細はコチラ

ガンマグロブリン点滴終了後・ストロイド(点滴)開始後の血液検査。

 

ガンマグロブリン点滴が終了→ステロイド点滴をした その後の血液検査結果です。

1月6日:

NA  136
AST   86
ALT  101
CRP 4.23
白血球  142
Hb 10.8
血小板 28.5

 

CRPが4.23に!だいぶ炎症を抑える事ができていると聞いて安心しました。ASTも若干下がってきた様子。

ステロイドの点滴も終わり、順調に回復に向かっていると思われたのですが・・・。

 

まさかの再熱。2度目のガンマグロブリン投薬。

 

順調に回復に向かっているように見えた息子。しかし1度下がった熱が再び出てきてしまいました。再熱はコチラ

2度目のガンマグロブリン投薬が始まりました。投薬終了後の血液検査結果。

 

1月9日:

NA  135
AST   18
ALT   38
CRP 2.32
白血球  115
Hb 10.9
血小板 40.3

 

CRPが2.32。そして2度のガンマグロブリン投薬後、様態は安定しました。