川崎病ブログ〜発病再発そして入院・・息子の症状&予後記録~

0歳&5歳で2度の川崎病を経験。原因は何?!と悶々として日々を送っていましたが、後遺症もなく元気になりました。

川崎病のこと

川崎病・使用した薬~一覧~

2015/09/11

 

2015年1月4日に川崎病と診断された息子。約20日間の入院生活となりましたが、その間に使用した薬の記録を書き記しておこうと思います。

 

川崎病・治療薬一覧

 

[note]

治療点滴

①・ガンマグロブリン・・献血ヴィノグロブリンIH5%静注2.5g/50ml・・・12瓶。

②・ステロイド・・水溶性プレドニン10mg

③・ガスター点滴10mg 1ml(胃痛を強く訴えたため)

 

栄養剤としての点滴

④・ソルデム3A輸液500ml

⑤・生理食塩水液PL「フソー」50ml

⑥・大塚生食注20ml

 

服用薬

⑦・アスピリン「ホエイ」(初期と後期)・・・肝機能障害が出てアンギナール散12.5%に変更(中期)

⑧・プレドニゾロン1mg・5mg「旭化成」(ステロイド)

⑨・ファモチジン散2%「オーハラ」(胃薬)[/note]

以上の薬を用いて治療をしました。

 

それぞれの薬の役目

 

[important]ガンマグロブリン [/important]

血液製剤から出来ている。人間の血液から赤血球と白血球を取り出し、アルコール処理などを含む工程を経て作成されます。病原体に対する抗体を含む薬で、川崎病の治療に最も効果的とされている治療です。

1月4日、川崎病と診断された息子は まずガンマグロブリン点滴をする事から、治療が始まりました。

ガンマグロブリンは、川崎病の治療には必須のようですが、人の血液から出来ているお薬なので事前に先生から薬のメリットとデメリットについて説明がありました。

 

[note]メリット[/note]

①・川崎病に有効的な薬である。(投与により炎症をかなりの確立で抑える事ができる)

②・薬の歴史は40年近くあり、安全性が確認されている。(過去1度だけ(1990年頃)C型肝炎ウィルスが入っていた事があるが、工場が製造過程を変更したため起きた事例で現在は事故は起こっていない。)

 

[note]デメリット[/note]

①・血液製剤と言う事。(歴史がある薬、安全性も確認されている薬ではあるが 万が一という事もあるかもしれない。また未知のウィルスが混入している可能性もゼロではない。)

 

しかし、川崎病と言えばガンマグロブリンという位、効果のある治療方法なので是非行うべきであると言われました。

ゼロではないデメリットを気にして、治療を受けないで冠動脈の瘤発生というリスクを増やすより、安全性が確認されているガンマグロブリン治療を強くお勧めしますとも言われました。

 

私達は、1度目の時もガンマグロブリン点滴で治った息子を見ていたので、今回も承諾し治療をしますとの書面にサインをしました。

 

[important]ステロイド[/important]

1回目の川崎病の時は ステロイド治療はしませんでした。今回息子はハイリスク型の川崎病と診断され、ストロイド治療も同時に進めて行く事となりました。
ハイリスクと診断される基準は 以下の値から点数化して行き5点以上当てはまると診断されます。

 

ハイリスク型数値

   値 点数
Na 133mmol/L以下  2点
AST 100 IU/L以上  2点
治療開始(診断)病日 4病日以前  2点
好中球% 80%以上  2点
CRP 10mg/dL以上 1点
月齢 12ヶ月以下 1点
血小板数 30万/mm3以下 1点

 

 

息子:1月3日の血液結果

NA  135
AST   31